正座

 足を楽にして座ってください

 檀家参りや法事のときに、私が経を称える前にお参りされている方に「足を崩して楽な姿勢でお参りください」と言う。なぜそのような事を言うかと言えば、経を称え終わって、お参りの方と向き合うように座りなおして法話をしょうとすると、必ずと言っていいほど、足の痛みをこらえて正座されているとわかる方がおられるからです。

正座は、経を称える時の一つの作法です。

 これは、僧侶と向き合う時に正座しなければならないと言う固定概念があるからだと思われます。正座とは、「正しい姿勢で座る」と意味合いがあり、浄土真宗では、経を称える時の一つの作法です。経を称えず聴聞される方は、別に正座する必要がありません。椅子に座って聴聞される方も多くおられます。事実、西本願寺にお参りの方の中で正座が無理と自分で判断された方が、椅子に座ってお参りされる方がおられます。

せっかくの法事が・・・

 法事などでお坊さんが来て、経を称えている間でも、足が痛くて我慢できないのに経が終わった後の法話までは無理な場合があるからですこのような場合、せっかくの法事が、足が痛くて大変だという印象しか残らず何のための法事かわからなくなってします場合があるからです。

平常の経を称える時の姿勢

 浄土真宗では平常の経を称える姿勢は、正座・起立・椅子に座って腰をかけた姿勢と決まっています。従って、僧侶と一緒に経を称えられる方は、正座または、正座用の椅子、あるいは普通の椅子に座って経を称えられます。聴聞される方は足を楽にして聴聞されます。

平常の姿勢のほか、経を称える時の姿勢

 浄土真宗では、平常の姿勢のほかにお勤めをするときの姿勢は蹲踞(そんこ)、こき、楽座(らくざ)、半跏(はんか)があります。

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