ローソクの火
ローソクの火が消えていたのですが
故人が亡くなって7日毎に中陰勤行を行うため、故人のお宅にお参りに行ったとき、娘さんから「昨日、亡くなったお父さんが夢に出てきて暗いといったのです。朝、起きてローソクを見ると消えていたのですが・・・・」と言われました。
気にすることがないと思いますが・・・
そこで私は「別に気にすることはないですよ・・・ローソクの火が消えていたらという思いが夢になったのではないですか」と応えました。娘さんは少し間をおいて、「そういわれてもはやり気になります・・・」と言われるので、私は思わず「気になるようでしたら先日も話したように電気のローソクに変える方法もありますし、この部屋に電気をつけておくという方法もあると思いますが・・・」と言いました。
ローソクの火をつけたままでは危ないですよ
娘さんは「それでもいいのですか」と言われるので、私は「ローソクに火をつけて部屋を離れると、ローソクが倒れたりして火事になることもありえますので・・・・」と話、浄土真宗におけるローソクの光について説明しました。
ローソクの光の意味
ローソクに火をつけるのには二つの意味があるといわれています。
一つは、私たちは心の中で何かに迷い悩んでいることが多い日々を送っています。そういう私たちの心の奥底にまで照らしてくださる阿弥陀如来さまの光であり、その光は智慧を象徴する光だといわれています。
そして、もう一つは「熱」を表し、その熱は、私たちの閉ざされた心を解きほぐし、そのぬくもりが絶えず私たちにはたらきかけてくださる慈悲の心だと言われています。
このようにローソクの光を味わっていきますと、これまで以上に輝いて見えるのではないでしょうか。
